matsuzakiのブログ

語源から考えるホントの語源

豆腐になぜ「腐」を②

豆腐になぜ「腐」を 以前投稿しましたが、また書きたくなりました。


食品の名に「腐」を使ったのは、中国から入ってきた「豆腐」以外ないと思います。
なぜ「腐」なのでしょう。ここでの腐の意味は?・・いろいろ言われていますが、「腐」は、食べ物が“くさる”ということだけなく、組織や政府等が“くさる”(汚職、賄賂、内紛等で)意味なのです。
古代中国では、どちらも“くさり易い”肉と府をあわせ「腐」という形成文字にしたのでしょう。現代日本でも、木の葉の組織をボロボロした土を腐葉土としています。
『豆腐は、消化の悪い大豆の組織(センイ質)を石臼で砕いて、煮て、布で濾してセンイ質を除いて固めたものです』。 食べにくい大豆のタンパク質をおいしく食べられるようにしたもので、後に「豆腐」と名づけられたのでしょう(600~900年?)。
日本豆腐協会のHPでは、違った解釈で、下記のように説明しております。
“『実は、「腐」の字の冠である「府」には「くら」という意味もあり、もともとは「庫」という字を冠にしていました。「腐」は捕った獣の肉を庫に入れて保存しておく状態を表わした字で、初めは死後硬直で固くなっている肉が、食べられるくらいに柔らかくなってくることから、のちに肉に限らず、ぶよぶよと柔らかいものを広く指すようになりました。つまり、「豆腐」とは「柔らかい豆」という意味だというのが真相だそうです。』” 
この中の、“もともとは「庫」という字を冠にしていました” ・・・中国語でいろいろ調べてもありません。(ご参考腐的解释|腐的意思|汉典“腐”字的基本解释 (zdic.net))

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